YAPC::Asia 2012に行ってきました

blogに書くまでがYAPCです。
今年もYAPC::Asia 2012に前夜祭含めて参加してきました。


例によってトークの細かい内容はgihyoさんの記事や
各スピーカーの方々が資料をアップしてくれるのにお任せしたいと思います。


今年は、2年ぶり2回目のスピーカーとしての参加でしたので、その辺メインで。


トークしようと思ったきっかけは、同じチームの人が喋るから、っていうのに
引っ張られただけで特に強い意図があったわけではなく・・・
ここ最近の会社の取り組みで、他人が頑張った事をさも自分の功績の如くエラそうに喋る。をしてきました。


資料はSlideShareにアップしましたが、YAPCのトークページからでも閲覧可能です。
(動画もそのうちあがるはず)


会場で質問いただいた中で、ちょっと上手く答えられなかったかなという部分について補足します。
「既存のuseして呼び出しているメソッドをServiceProcedure経由に置き換える場合にデグレをどう担保しているのか?」
という質問をいただいた(と記憶してます)

これにつきましては、ServiceProcedure呼び出しは新しいパブリックなI/Fの提供を行う、
という仕組みなので必ずしも既存の呼び箇所がすべて同時に置き換わる訳ではありません。
つまり「呼び換え漏れ」というものはなく、それはただ移行段階であると言えます。
既存のメソッドに手を入れる訳ではなくAdapter層を設けているため新旧I/Fの併用が可能なためです。


ここからは会場で返答した部分ですが、呼び換える際に、I/Fが変わる事はちょいちょい起きます。
特にレスポンスの部分は元々がオブジェクトを返すような形式だった場合、ServiceProcedureはplainなデータを扱うと規定しているため、呼び側でオブジェクトを期待しているコードは修正する必要があります。それに合わせてテストの修正が必要になることもあるかと思います。
plainデータに縛っているのは、そこでオブジェクトを返してしまうと結局呼び側が他の名前空間のモジュールを意識(=管理)することになってしまうためです。


2年前にトークした時には質問とかいっさいなかったので、質問をいただけるということは嬉しいことですね。
リハしたら毎回30分近くかかるものが、20分にきっかり収まってたので、どんだけ早口だったのかどんだけ言い漏れしてたのかは動画がアップされてから反省したいと思います。。




今年もいろんな方とお話しさせていただきまして、個人的に嬉しかったのは1日目の懇親会の時にlyokatoの計らいで、mizzyさんに通われている大学の授業について聞くことができました。
実は同じように大学に通いたいと考えていたので、どんな感じの授業なのかとても参考になりました。1日平均で4時間くらいは勉強されているということで、かなり甘く見てたのを思い知りましたが。。




YAPC全体としては、パネルディスカッションの時にも話が挙がっていましたが、ここ最近のYAPCでは技術的に新しくてみんなが「オォー」ってなるものは出ていない気がします。(2008年のMoose、2009年のPlackくらいまで)
例年ベストトーク賞などの優秀賞は会社の内容や業務に近い話をされている方が受賞されている傾向が多いようにも見えます。
(2日目の後夜祭で、「初めてYAPCに来た人とかだけが真面目に投票して、そういう人達に刺さるのが会社系トークなんジャマイカ」っていう会話をした記憶もありますが、それはさておき・・)
なので、まだ発表されてない方で、発表内容に困っている方でもどんどんトークすればいいんじゃないかと思いました。
かく言う俺も(賞とか貰ってないけど)まさにそれ系のトークですし。
逆にパネルの時に予見されていた「そろそろまた『新しい何か』が出てもいい頃」の方に踏み込むのももちろんアリではないかと。


いきなりYAPCは、と思った方は来月開催される予定のyokohama.pmに参加してみてはいかがでしょうか。




最後になりますが、牧さん・941さんをはじめとする運営スタッフ&ボランティアの皆様お疲れ様でした。
慣れ親しんだ東工大から離れて大変な面もあったかと思いますが、例年に近いくらい快適でした。
お陰様で安田講堂を写真に収め、近くにあった生協で東大シャーペンと東大ノートも買えました。
経理担当のJPA理事さんもお疲れ様です。
来 年 も 楽 し み に し て い ま す




今年もお土産写真を掲載して締めます。Thank you very much, Larry!