2024年イギリス旅行記

うっかり先月になってしまったが、最近イギリス旅行ができたので、大したことではないが思ったことをメモしていたら、SNSへの1エントリを超えそうだったので、ブログエントリにしてみる

観光編

決済周り

事前に調べていた遠りだったが、VISAのTouchlessが完全に浸透しきっていた。カタールW杯の時もVISA Touchだったが、あれはVISAが大会スポンサーだったのもあったし、ドーハ自体が近年作られた都市だったのもあっての普及率だったのかと思っていた。イギリスでは訪れた各都市(ロンドン・リバプールマンチェスター)で完全にデフォルトになっており、結果として遂に一度も現金を使わないで旅を完結することができた。W杯の時は一部、寄り道のUAEで露店で使うためとかのためにキャッシングで引き出したので、旅行を通して本当にノー現金は今回が初だった。

改札

具体的には、リバプールのバス、マンチェスターのトラム、ロンドンの地下鉄、有名な2階建バス、などの交通機関はどれもOK。2016年にロンドンに行った際にデファクトだったオイスターカードももはや不要なものになっていた。街中のお店は、いわゆる土産物屋やコンビニと駄菓子屋の中間みたいな店でも端末があった。一番懸念していたのは、サッカー関連でスタジアム周辺や街中に臨時で出ている路面店だった。こういう路面店は試合ごとのマッチデーマフラーや、オリジナルマフラーを売っていて旅の良い記念になるのだけど、さすがにこれまでは現金やりとりだった。カタールで買ったマッチデーマフラーも現金だった。ところが今回は、そんな店でもAirREGIチックなスマホ連動の小型の端末を持っていて、クレカ決済(もちろんTouchless)ができた。

路面店

これまで財布代わりに肩掛けポーチをしてクレカや現金を管理する、みたいな格好だったので、今回もこれで行ったが、途中からはポケットにカード1枚入れるだけで十分というスタイルに変更した。

本当にクレカ1枚あれば、あとは不要。しかし、そこで壁になるのがオンライン決済だ。今回、事前準備の宿や電車の予約でBooking.comや trainlineなどのサイトを使ったが、その時から普段使いのカードは不正決済の誤認されて度々エラーになって、予約が一苦労という事態があった。現地でもこれと同様で、ロンドンでミュージカルを観ようと思って予約したら、そもそも3D Secureの認証に進めずに詰んだ。これを解決したのがGoogle Payの決済で、登録してるカード自体は同じものなんだけど Goole Pay経由だとすんなりだった。

そして、決済が完了するとチケット関連はGoogle Walletで管理できるようになっている。これはサッカーでもミュージカルでも同様で、下手な独自アプリを入れる必要もないし、webを開く必要もないので大変便利。ちなみに帰りのフライトはルフトハンザだったけど、これも同様。

Wallet

Google Walletにクレカ登録済みだと、そこからTouchlessで決済できるので、スマホをかざせば済む。なので、前述の物理カードをポケットに入れることすらも省くことができる。ここまでは実際に検証することができて、本当は Pixel WatchのWalletに登録して、Watch経由の決済を検証したかったのだけど、そこまではできず。普段は、SuicaとiDをPixel Watchに登録しているので、Watchがあればなんでもできる、を実現できているのだけど、多分同じことができたんじゃないかと思う。

オンライン決済に対しては不正検知が機能しているクレカだけど、物理使用で不正検知で引っかかることは良くも悪くもなかった。ので、紛失には十分気をつけましょう。

イギリス国内で長距離移動するのに、trainlineは便利。ただ、ダイナミックプライシングなので、早期に計画を立てられて、予約できるのがよりお得です。

物価

まぁ、予想通りインフレ+円安で高かった。1ポンド190円のレートを前提にしつつ具体例で言うと、

特にハロッズのトートバッグは他のブログでも触れられてたけど、8000円と考えると少なくとも友達へのお土産としてはかなり奮発することになるので注意。ちなみに帰りのヒースロー空港の免税エリアでも同じ値段だった。

Amazon Fresh

たまたま見つけたので、Amazon Freshの初体験ができた。入り口でクレカを通して入場したら、帰りはゲートを通るだけ。「合法的に万引きできる体験」と言って良いそれは、なかなかドキドキしたw だいたいのスーパーでセルフレジも浸透しているので、海外あるあるの、愛想が悪く座った店員に向かってベルトコンベアで商品を送る体験のためにレジ待ちする必要もほとんどなかったけど、やはり袋に詰めてそのまま出るっていうのは食品鮮度というより体験としてFreshすぎたw

Amazon Fresh1
Amazon Fresh2

まとめると、VISA と Touchlessと Goole (Pay|Wallet)が最高( Apple Payでもきっと一緒)だった。日本もこうなって欲しいと思うけど、QR決済やポイント還元もあるし、言ってもやっぱり Suicaの改札での反応力はチートなので、違う世界線なんだろうなと思う。今回の体感速度としてはこんな感じです。

youtube.com

気候&観光周り

過去2回ほどイギリスを短期間旅行していて、その時は曇りか晴れくらいだったけど、それは運が良かったか時期が違うせいもあるかもだけど、今回は本当に雨が多かった。ザ・イギリスなイメージ通り。とはいえ、細かい雨なので大体みんな傘をささない。日本の雪国の人が雪で傘をささないのと多分同じ。ヒートテック、長袖、トレーナー、コートまで重ねてたけど、それくらいで十分だった。
電車は都市内、都市間どちらもそれほど遅れず。「来るか来ないかわからん」みたいなレベルでは決してない。東京のラッシュアワーくらいの振れ幅と思っておけば合ってそう。

ロンドンではSantander Cycle のシェアサイクルに乗ってみた。都内だとdocomoBIKE SHAREとか大宮近辺はHELLO CYCLINGがあるのだけど、ポートにDockがあって、そのDockに差し込んで返さないといけないのがBIKE SHAREとの違い。HELLO CYCLINGだとアプリ上からDockの確保予約ができるのだけど、それはなさそうだった。とはいえ、Dockのキャパがかなりあるので、溢れて返せなくなることはなさそう。溢れても別のDockは例えば 都内のLuupのスポットより全然ある気がする。一番大事なポイントは、電動チャリじゃないってこと!実はこれを勘違いしていた。 1日3ポンド乗り放題を払ってしまってから気づいたという失敗。

ミュージカル&サッカー

たまたま思い立ってミュージカルを観た。レ・ミゼラブルの劇場は歴史があり、箱が小さいので高くない席でも良く見えた。アナと雪の女王の劇場は豪華で、設備も凄く、氷の魔法の演出も再現できていた。

レ・ミゼラブル
FROZEN

鑑賞体験としては、正直あまり良くなくて、飲食可なので映画館並に飲み食いする人いるし、劇中でも結構お喋りしてる。物音も立てるし、スマホで時間を確認する人もいて、集中力をかなり阻害された。ここら辺は本場のミュージカルのお作法とか全くわからないので、なんとも言えない。日本人が静かに観るとかは何においてもそうとも言えそう。
実際、サッカーで言うと、プレミアリーグでは常連さん達は、試合始まってから来たりするし、もっとすごいのは試合終了より前にとっとと帰る。大勝・大敗してたりすると尚更だ。何十年も通っている地元サポーターには、サッカーがもはや日常なので良い意味でそんなもんなんだと思う。
お花見で、桜がせっかく綺麗なのだから、と黙って愛でるのはなんか違う。綺麗な花を適当に見つつお喋り・飲み食いするのが楽しいのだと考えると、それが文化なんだろうと思う。

まとめ

たまたま年の初めの方にマイルとプレミアムポイントを貯める機会になったので、SFC修行を検討することにしました